猫亮日記
ゲームプレイレポート 他愛も無い事をぶちまけます!!
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お久しぶりです、猫亮です。
なんだか毎回書き始めがこれな気がします。。
本は結構たくさん読んでるのですが、なかなかブログに載せる暇が……無いわけでもないのですが、元来ものぐさなのでこの通りです。
さてこの度ご紹介するのは
富士見L文庫より出版、作者:雪村花菜さんの『紅霞後宮物語』です。
少し前なら角川ビーンズ文庫から出ていたような作風です。
挿絵はありませんが、カバーイラストが『カヌチ』の桐矢隆さんです。
さて内容ですが、中華風後宮ファンタジーです。ライトノベルですのでサックリ読めて後味爽快な感じですが、内容は結構しっかりしていると思います。
中国史は程ほどに好きなのですが戦史が主だったので、後宮のことはさっぱりなため私には真偽は定かではないのですが、出版社から発刊されているので概ね間違いは無いだろうと判断して、へ~後宮といってもこんな感じに(役所みたいに)なってたんだ、と感心して読みました。
中国史といえば割と戦う女性の登場も多いので、そういう面でも違和感無く読めるのではないでしょうかと。
※ディズニーのムーラン、田中芳樹氏の『風よ万里を翔けよ』の花木蘭(ムーランに同じ)などは有名かと。実際に剣を持って戦ってはいないですが、三国志演義の貂蝉も強い女性といえるかも。
主人公はそんな強い、女だてら一軍の将に上り詰めた女性 関小玉 が後宮に入るところから始まるお話です。
後宮に入るで思い出すのが『彩雲国物語』ですが、あちらの主人公が頭脳派、知性派なら、こちらの主人公は体育会系肉体派、あるいは直線型の感性派。またあちらがこれから上りつめていくお話なら、こちらは昇るとこまで昇って先が無いのでその能力を存分に生かす為に後宮に入り女性の中での最高位に付きました、的な180度違った構成になってます。
後宮といえばでお馴染みの、女性関係のドロドロとかももちろんあるのですが、主人公が全く気に留めない性格のせいかなんともユーモラスな書かれ方をしています。
最初から豚の生首とかですからwそしてそれを美味しく頂きます。
さてこの主人公、後宮で登り詰めていくのではないのならどうするのか、という話ですが、そもそも関小玉は武人であり、将軍であるので軍隊を指揮することに長けた人物です。
その人間が後宮に入ったのだって、妃という身分を使ってそれまで以上の権力をもって大きな部隊を指揮させようと言うのが狙いです。
なので、後宮のドロドロよりも皇帝の補佐やら戦やらそこへ到る陰謀やらがメインになって、きてる・・・はずです。(殆どが後宮になれない小玉が色々やらかす話ではあるのですが)
軍を指揮する為に後宮に入ったのに、それが出来ずもやもやしたり、そのことで武人時代からの旧友である皇帝と大喧嘩をしたり、主人公が成長というより、吹っ切れるまでの話が7割しめてるのかもしれません。
とにかく美や知、嫉妬や欲望云々より、武と勢いの作品です。
関小玉は元々は卑賤の身分からの成り上がりなので、QuinRoseのクリムゾンシリーズや中華系の後宮物語なので秋田書店発刊の漫画『後宮デイズ』などがお好きな方はかなりはまるのではないかと思います。
または中国史関係で強い、女性に持てるようなカッコイイ女性が好きといわれる方にもお勧めです。
内容はから始まって殆どあらすじを述べていませんが、雰囲気は伝わったかな?と思いたい。
続きが期待できる終わりをしているので続刊にも期待したいです。
以上、駄文長文で申し訳ない限りの猫亮でした。
なんだか毎回書き始めがこれな気がします。。
本は結構たくさん読んでるのですが、なかなかブログに載せる暇が……無いわけでもないのですが、元来ものぐさなのでこの通りです。
さてこの度ご紹介するのは
富士見L文庫より出版、作者:雪村花菜さんの『紅霞後宮物語』です。
少し前なら角川ビーンズ文庫から出ていたような作風です。
挿絵はありませんが、カバーイラストが『カヌチ』の桐矢隆さんです。
さて内容ですが、中華風後宮ファンタジーです。ライトノベルですのでサックリ読めて後味爽快な感じですが、内容は結構しっかりしていると思います。
中国史は程ほどに好きなのですが戦史が主だったので、後宮のことはさっぱりなため私には真偽は定かではないのですが、出版社から発刊されているので概ね間違いは無いだろうと判断して、へ~後宮といってもこんな感じに(役所みたいに)なってたんだ、と感心して読みました。
中国史といえば割と戦う女性の登場も多いので、そういう面でも違和感無く読めるのではないでしょうかと。
※ディズニーのムーラン、田中芳樹氏の『風よ万里を翔けよ』の花木蘭(ムーランに同じ)などは有名かと。実際に剣を持って戦ってはいないですが、三国志演義の貂蝉も強い女性といえるかも。
主人公はそんな強い、女だてら一軍の将に上り詰めた女性 関小玉 が後宮に入るところから始まるお話です。
後宮に入るで思い出すのが『彩雲国物語』ですが、あちらの主人公が頭脳派、知性派なら、こちらの主人公は体育会系肉体派、あるいは直線型の感性派。またあちらがこれから上りつめていくお話なら、こちらは昇るとこまで昇って先が無いのでその能力を存分に生かす為に後宮に入り女性の中での最高位に付きました、的な180度違った構成になってます。
後宮といえばでお馴染みの、女性関係のドロドロとかももちろんあるのですが、主人公が全く気に留めない性格のせいかなんともユーモラスな書かれ方をしています。
最初から豚の生首とかですからwそしてそれを美味しく頂きます。
さてこの主人公、後宮で登り詰めていくのではないのならどうするのか、という話ですが、そもそも関小玉は武人であり、将軍であるので軍隊を指揮することに長けた人物です。
その人間が後宮に入ったのだって、妃という身分を使ってそれまで以上の権力をもって大きな部隊を指揮させようと言うのが狙いです。
なので、後宮のドロドロよりも皇帝の補佐やら戦やらそこへ到る陰謀やらがメインになって、きてる・・・はずです。(殆どが後宮になれない小玉が色々やらかす話ではあるのですが)
軍を指揮する為に後宮に入ったのに、それが出来ずもやもやしたり、そのことで武人時代からの旧友である皇帝と大喧嘩をしたり、主人公が成長というより、吹っ切れるまでの話が7割しめてるのかもしれません。
とにかく美や知、嫉妬や欲望云々より、武と勢いの作品です。
関小玉は元々は卑賤の身分からの成り上がりなので、QuinRoseのクリムゾンシリーズや中華系の後宮物語なので秋田書店発刊の漫画『後宮デイズ』などがお好きな方はかなりはまるのではないかと思います。
または中国史関係で強い、女性に持てるようなカッコイイ女性が好きといわれる方にもお勧めです。
内容はから始まって殆どあらすじを述べていませんが、雰囲気は伝わったかな?と思いたい。
続きが期待できる終わりをしているので続刊にも期待したいです。
以上、駄文長文で申し訳ない限りの猫亮でした。
かしこ
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毎年恒例、アレルギー性だと思われる咳に悩まされている猫亮です。
今回は マルタ・サギーは探偵ですか?③ です。
以前紹介したのは①なのですが、②すっ飛ばして③にいきます。
2巻からではあるのですが、1章1章が短編のように独立しながらつながっている、ようないないような?そんな雰囲気の構成になっています。
主人公のマルタは少しずつ成長をしてはいますが、まだまだダメな子です。
でも憎めないダメな子です。
名探偵のライバルである怪盗のバーチが彼を愛して止まないのがわかる、愛しい感じのダメな子です。でもって根本的には聡い少年です。成長するのが楽しみで、楽しいです。
バーチ曰わく「正義を恥じらう若者」です。
その様子がバーチでなくとも好感の持てる、いつの間にか馴染んでとけ込めるようなそんな感じです。
この3巻では2巻で登場した名探偵の助手のリッツのことがわかります、そしてバーチが所属し敵対する組織F教室のことも少しわかります。
そのきっかけになる事件が副題のバーチの被毒事件です。
被毒したバーチを救うため、マルタの事を嫌っているバーチの執事(運転手?)の賢いゴブリンのジャックがマルタに助けを求めます。
それをのむ条件が被毒した理由を明かすこと。
そして快癒したバーチは約束を果たすためにマルタの事務所兼自宅を訪れるわけです。
そのマルタの家では話だけで終わらず、カード戦争が起こったり、バーチに毒を盛ったのがリッツの……だったりします。
話は少し真面目な雰囲気になるのですが、アウレカ再登場やらラーメンやらと何だか可笑しいのがマルタ・サギーのいいところで深刻になりません。
それでもどこか寂しいような暖かいような、ムカつくような、それでいて優しいような。
そんな気持ちになれる話です。
マルタ・サギーは探偵ですか?③を表現するのに最適な一文を本文から……
全てが終わったあと、
バーチからマリアンナに戻ったのか、バーチがマリアンナになったのかは定かではないけれど、マリナンナのバーチが夜マルタと出会うときの1文
最高の午後で、最悪の夕方だった。
このままで終われるか。
意地でも。
何が最高で何が最悪でこの後何が起きたのかは、読んでからのお楽しみ
ということにしておきます。
読書感想文なんて苦手私の説明で、私の好きな本に少しでも興味を持ってもらえて、尚且つ好きになってもらえたならとても嬉しく思いますので、是非とも一度読んでみて下さい。
以上、咳とか風邪とか眼精疲労とか(つд`)……猫亮でした。
今回は マルタ・サギーは探偵ですか?③ です。
以前紹介したのは①なのですが、②すっ飛ばして③にいきます。
2巻からではあるのですが、1章1章が短編のように独立しながらつながっている、ようないないような?そんな雰囲気の構成になっています。
主人公のマルタは少しずつ成長をしてはいますが、まだまだダメな子です。
でも憎めないダメな子です。
名探偵のライバルである怪盗のバーチが彼を愛して止まないのがわかる、愛しい感じのダメな子です。でもって根本的には聡い少年です。成長するのが楽しみで、楽しいです。
バーチ曰わく「正義を恥じらう若者」です。
その様子がバーチでなくとも好感の持てる、いつの間にか馴染んでとけ込めるようなそんな感じです。
この3巻では2巻で登場した名探偵の助手のリッツのことがわかります、そしてバーチが所属し敵対する組織F教室のことも少しわかります。
そのきっかけになる事件が副題のバーチの被毒事件です。
被毒したバーチを救うため、マルタの事を嫌っているバーチの執事(運転手?)の賢いゴブリンのジャックがマルタに助けを求めます。
それをのむ条件が被毒した理由を明かすこと。
そして快癒したバーチは約束を果たすためにマルタの事務所兼自宅を訪れるわけです。
そのマルタの家では話だけで終わらず、カード戦争が起こったり、バーチに毒を盛ったのがリッツの……だったりします。
話は少し真面目な雰囲気になるのですが、アウレカ再登場やらラーメンやらと何だか可笑しいのがマルタ・サギーのいいところで深刻になりません。
それでもどこか寂しいような暖かいような、ムカつくような、それでいて優しいような。
そんな気持ちになれる話です。
マルタ・サギーは探偵ですか?③を表現するのに最適な一文を本文から……
全てが終わったあと、
バーチからマリアンナに戻ったのか、バーチがマリアンナになったのかは定かではないけれど、マリナンナのバーチが夜マルタと出会うときの1文
最高の午後で、最悪の夕方だった。
このままで終われるか。
意地でも。
何が最高で何が最悪でこの後何が起きたのかは、読んでからのお楽しみ
ということにしておきます。
読書感想文なんて苦手私の説明で、私の好きな本に少しでも興味を持ってもらえて、尚且つ好きになってもらえたならとても嬉しく思いますので、是非とも一度読んでみて下さい。
以上、咳とか風邪とか眼精疲労とか(つд`)……猫亮でした。
かしこ
お久しぶりです。
ご無沙汰しておりました、猫亮です。
久しぶりの更新がまたまたオリジナルですみません……。
まずはそのお知らせから。
オリジナル小説『星を見守る者』をUPしました。
SSなので10分もあれば読めると思いますので、お時間が宜しければ読んでやって下さいませ。
内容は3本目にして漸くの異世界ファンタジー。星獣という少し特別な獣を孵す職業の男の話です。
そして暫く更新していない別館の方ですが……とりあえず言い訳をさせてください。
私猫亮は来年度どうやら自治会の役員になってしまったようで、その引継ぎやらなんやらで1月以降土日が意外に忙しかったのです。。
土日意外は仕事をしておりますので、ゲームをね、する暇がね、中々ないのです(TT)
ゲームしないといいネタが思い浮かばないのが2次小説の難点といえば難点で、しなくてもネタの浮かぶ方が羨ましい。。
八犬伝もいつの間にか3本目が出てました。出たのしって即効購入したのですが、やる暇も無く積みゲーが貯まる一方で、それなのについつい気になって、PCゲーム『ヴァルプルガの詩』というのを衝動買いしてやっている始末。
このヴァルプルガの詩ですが、若干イラストが好みではないのですが、内容はなかなかどうして面白い。リュウとトラのやり取りがお気に入りです。
そして私としたことが、メインキャラで敵キャラを真っ先に攻略してしまい、続く3人(攻略キャラ4人)を攻略すると胸がいたむというか何と言うか。。
敵キャラなのに実はいい奴というか、敵なりに理由があってそれを知ってしまうと敵として扱う他3人のストーリーを進めるたびに罪悪感が。(現在2人目プレイ中)
ゲームなのに罪悪感が……まあ、ゲームなのでその辺割切って楽しんでますが、その敵キャラが可哀想になってくるのはもうどうしょうもないんです。
それと、内容はいいのですが、ラストも好きな感じの終り方でよかったのですが、演出がちょっと引くというかなんというかゴニョゴニョ。。。
劇的にしようとして失敗した巻が否めない!!
と、感じてしまいました。
でもストーリーは面白いので、気になる方は是非プレイして見て下さい。
公式サイトはこちら↓↓
以上、自治会役員が面倒でしかたない猫亮でした。
ご無沙汰しておりました、猫亮です。
久しぶりの更新がまたまたオリジナルですみません……。
まずはそのお知らせから。
オリジナル小説『星を見守る者』をUPしました。
SSなので10分もあれば読めると思いますので、お時間が宜しければ読んでやって下さいませ。
内容は3本目にして漸くの異世界ファンタジー。星獣という少し特別な獣を孵す職業の男の話です。
そして暫く更新していない別館の方ですが……とりあえず言い訳をさせてください。
私猫亮は来年度どうやら自治会の役員になってしまったようで、その引継ぎやらなんやらで1月以降土日が意外に忙しかったのです。。
土日意外は仕事をしておりますので、ゲームをね、する暇がね、中々ないのです(TT)
ゲームしないといいネタが思い浮かばないのが2次小説の難点といえば難点で、しなくてもネタの浮かぶ方が羨ましい。。
八犬伝もいつの間にか3本目が出てました。出たのしって即効購入したのですが、やる暇も無く積みゲーが貯まる一方で、それなのについつい気になって、PCゲーム『ヴァルプルガの詩』というのを衝動買いしてやっている始末。
このヴァルプルガの詩ですが、若干イラストが好みではないのですが、内容はなかなかどうして面白い。リュウとトラのやり取りがお気に入りです。
そして私としたことが、メインキャラで敵キャラを真っ先に攻略してしまい、続く3人(攻略キャラ4人)を攻略すると胸がいたむというか何と言うか。。
敵キャラなのに実はいい奴というか、敵なりに理由があってそれを知ってしまうと敵として扱う他3人のストーリーを進めるたびに罪悪感が。(現在2人目プレイ中)
ゲームなのに罪悪感が……まあ、ゲームなのでその辺割切って楽しんでますが、その敵キャラが可哀想になってくるのはもうどうしょうもないんです。
それと、内容はいいのですが、ラストも好きな感じの終り方でよかったのですが、演出がちょっと引くというかなんというかゴニョゴニョ。。。
劇的にしようとして失敗した巻が否めない!!
と、感じてしまいました。
でもストーリーは面白いので、気になる方は是非プレイして見て下さい。
公式サイトはこちら↓↓
以上、自治会役員が面倒でしかたない猫亮でした。
かしこ
こんにちは、お久しぶりです、猫亮です。
最近本を読んでいない……訳はなく、ただ単にモノグサなだけで更新遅延です。
そんなこんなでこの度紹介します本は、
マルタ・サギーは探偵ですか? 作者:野梨原花南(敬称略)
この小説は以前富士見ミステリーだったかな?兎に 角富士見書房さんから発刊されたもの改稿再構成させたものです。
以前のもの?
読んでます、無論読んでますが、改稿再構成とうたわれると読みたくなるのが人情ってもんじゃあないでしょうか?
えっと……違う?
うん、まあいいや。そういうことにしておいてください。
前ふりはこのぐらいにして、本の紹介とまいります。
本書主人公 鷺井丸太くんは学校を辞めて引き籠もり生活を開始したものの、カップラーメンを買いに行ったコンビニ『アーバーズ』で買ったカードが原因でカード戦争に巻き込まれ、更に最初に出会った悪人アウレカの罠に嵌まり、カード戦争を始めた神様達の怒りに触れて異世界オスタスへと飛ばされて、目出度くマルタ・サギーになるわけです。
カード戦争参戦切っ掛けとなったカードは『名探偵のカード』一度カードを使えば暴力的なくらい強制的に事件を解決してくれる、なんとも見事なカードです。しかもこのカード、かなり特殊なカードなのですが、ここではその全貌は語られません。
そのカードを持ってオスタスに来たマルタは誘拐事件や連続殺人、更には探偵と言えば怪盗という具合に好敵手にも恵まれまさにミステリーの王道のような展開が訪れるわけです。
わけですが、マルタは一切推理をしません!!
名探偵のカードを持ったカード使いであって、探偵ではないんです。
そこがこの本の面白いところです。
そしてもう一つ特記に値するのが、野梨原花南さんの書かれる個性豊かな登場人物ではないかと思います。
最初に悪人と紹介しましたアウレカですが、起きた事情だけを見ると見事に悪人なのですが、決して悪者ではないのです。何とも愛嬌のある、憎めない奴です。巻を進めるといい奴に思えてくる場面もいくらかはあるのですが、善人ではない。一言二言に集約すれば、常識は無いけど良識はある とでも言うのでしょうか。けどその良識も自信の利益の範囲内、つまり良心的な利己主義者 と言ったところです。
それと、この物語を語るに書かせない人物といえばドクトル・バーチです。
彼女はマルタの好敵手であり、友人であり、助言者であり……まあ色々です。この巻ではあまり語られませんが、この方も枠に捕らわれない素敵キャラです。第一巻で揚げるならクレイフル・ソーマンソーに放ったこの台詞、
「それでは。早くおくたばりあそばせ」
何とも小気味良い台詞です。
これだけ読めばどきついだけの言葉ですが、前後の会話と合わさるととても絶妙な言い回しに聞こえてきます。
他にもまだまだ魅力的な登場人物はてんこもりです。
バーチの所のゴブリンの苦労人のジャックとか、警察のトーリアスとか下の雑貨屋の住人とかモグラとか。
次巻から出てきてこの物語のキーマンになるもう一人の少年リッツとか、名前のセンスが抜群のジョセフ犬とか。
ここでいくら私が書き連ねてもその魅力は計りしれず、ラノベのジャンルがお嫌でなければ、是非ぜひ手にとって頂きたい小説でございます。
今日は、2巻の発売日~~♪
買いに行きますとも!!
以上、読む本あればご機嫌だけど、それが好きな本なら更にご機嫌、猫亮でした。
最近本を読んでいない……訳はなく、ただ単にモノグサなだけで更新遅延です。
そんなこんなでこの度紹介します本は、
マルタ・サギーは探偵ですか? 作者:野梨原花南(敬称略)
この小説は以前富士見ミステリーだったかな?兎に 角富士見書房さんから発刊されたもの改稿再構成させたものです。
以前のもの?
読んでます、無論読んでますが、改稿再構成とうたわれると読みたくなるのが人情ってもんじゃあないでしょうか?
えっと……違う?
うん、まあいいや。そういうことにしておいてください。
前ふりはこのぐらいにして、本の紹介とまいります。
本書主人公 鷺井丸太くんは学校を辞めて引き籠もり生活を開始したものの、カップラーメンを買いに行ったコンビニ『アーバーズ』で買ったカードが原因でカード戦争に巻き込まれ、更に最初に出会った悪人アウレカの罠に嵌まり、カード戦争を始めた神様達の怒りに触れて異世界オスタスへと飛ばされて、目出度くマルタ・サギーになるわけです。
カード戦争参戦切っ掛けとなったカードは『名探偵のカード』一度カードを使えば暴力的なくらい強制的に事件を解決してくれる、なんとも見事なカードです。しかもこのカード、かなり特殊なカードなのですが、ここではその全貌は語られません。
そのカードを持ってオスタスに来たマルタは誘拐事件や連続殺人、更には探偵と言えば怪盗という具合に好敵手にも恵まれまさにミステリーの王道のような展開が訪れるわけです。
わけですが、マルタは一切推理をしません!!
名探偵のカードを持ったカード使いであって、探偵ではないんです。
そこがこの本の面白いところです。
そしてもう一つ特記に値するのが、野梨原花南さんの書かれる個性豊かな登場人物ではないかと思います。
最初に悪人と紹介しましたアウレカですが、起きた事情だけを見ると見事に悪人なのですが、決して悪者ではないのです。何とも愛嬌のある、憎めない奴です。巻を進めるといい奴に思えてくる場面もいくらかはあるのですが、善人ではない。一言二言に集約すれば、常識は無いけど良識はある とでも言うのでしょうか。けどその良識も自信の利益の範囲内、つまり良心的な利己主義者 と言ったところです。
それと、この物語を語るに書かせない人物といえばドクトル・バーチです。
彼女はマルタの好敵手であり、友人であり、助言者であり……まあ色々です。この巻ではあまり語られませんが、この方も枠に捕らわれない素敵キャラです。第一巻で揚げるならクレイフル・ソーマンソーに放ったこの台詞、
「それでは。早くおくたばりあそばせ」
何とも小気味良い台詞です。
これだけ読めばどきついだけの言葉ですが、前後の会話と合わさるととても絶妙な言い回しに聞こえてきます。
他にもまだまだ魅力的な登場人物はてんこもりです。
バーチの所のゴブリンの苦労人のジャックとか、警察のトーリアスとか下の雑貨屋の住人とかモグラとか。
次巻から出てきてこの物語のキーマンになるもう一人の少年リッツとか、名前のセンスが抜群のジョセフ犬とか。
ここでいくら私が書き連ねてもその魅力は計りしれず、ラノベのジャンルがお嫌でなければ、是非ぜひ手にとって頂きたい小説でございます。
今日は、2巻の発売日~~♪
買いに行きますとも!!
以上、読む本あればご機嫌だけど、それが好きな本なら更にご機嫌、猫亮でした。
かしこ
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